邑楽郡邑楽町中野の蛭沼薬師堂。

蛭沼薬師堂 (1)
蛭沼薬師堂 (2)
蛭沼薬師堂の由緒は不詳。現在の薬師堂は昭和57年(1982年)の建立。以前のお堂を昭和37年(1962年)に屋根替えをした際に、天明3年(1783年)改築の棟札が発見されている。

お堂前の灯籠は平成10年(1998年)の奉納。

蛭沼薬師堂 (3)
灯籠にご開帳記念の奉納とあったので、本尊の薬師如来像は秘仏になっているようだ。薬師如来は人々のあらゆる病苦を救い、殊に眼病を治癒する効験のある仏で、今も近隣住民のみならず遠方からの参拝者も多い。

蛭沼薬師堂は時宗・遊行上人巡国の砌り御小休所としたところだという。遊行上人とは時宗における指導者に対する敬称。初代・遊行上人はもちろん開祖の一遍。当代は74代。

蛭沼薬師堂 (4)
薬師堂の横に五輪塔・宝篋印塔がまとめられている。不完全なものが多い。年代的には応永(1394~1428)、正長(1428~29年)の銘がある。近隣からここに集められたのだと思う。

蛭沼薬師堂 (5)
蛭沼薬師堂 (6)
蛭沼薬師堂 (7)
境内は地区公民館になっているが、その横に荒神神社が鎮座している。詳細不明。