邑楽郡邑楽町中野の愛宕神社。
中野愛宕神社の創建は不詳。
少し高い位置に質素な覆屋が建つ。古墳(塚)なのかもしれないが、まったく分からない。本殿の造営は江戸末くらいかな(勝手な見た目)。
由緒か何かが書いてあるようだが、漢文なのでさっぱり読めない。ただ弘化4年(1848年)とあるのは確認できた。創建年なのか? ただ碑文の最後に書かれているので碑の建立年かも。
石碑の後ろになにか石塔がある。小さい五輪塔に見えなくもないが、みんな違う石のようだ。何だろう?
年代不明だが、愛宕神社には獅子舞が奉納されていたようだ。ある年、日旱が続き雨が降らなかったが、愛宕神社の獅子頭に祈願したところ、たちどころに雨が降ったといわれる。一寸先も見えないほどの強雨で、人々が雨宿りをしている間に獅子頭は消えていた。「獅子が天に昇り雨を降らせてくれた」と人々は語り合ったという。
この話には後日談がある。数日後、川下の木戸村で獅子頭が拾い上げられたとの話を聞きつけ引き取りに行ったが、獅子頭に根が生えたとか言われ返してもらえなかった。これを機に、木戸村で獅子舞が始まったといわれる。
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