高崎市中里町の猿田彦神社。
前回の徳蔵寺のすぐ隣にある。(「高崎市中里町・多聞山徳蔵寺」参照)

猿田彦神社 (1)
猿田彦神社 (2)
中里猿田彦神社は、元々徳蔵寺の境内にあり毘沙門天を祀っていた。明治初年の神仏分離の際、毘沙門天は徳蔵寺本堂内に残し、堂宇は境外に移し新たに猿田彦神を祭祀したという。

鳥居は安永4年(1755年)の建立。扁額は「毘沙門天王」。

猿田彦神社 (3)
猿田彦神社 (4)
猿田彦神社 (5)
社殿は平成16年(2004年)に補修されている。

猿田彦神社ではあるが、地元の人たちは今も「毘沙門さま」と呼んでいる。

前回の徳蔵寺でも書いたが、当地は旧上郊村大字中里字毘沙門と言う。徳蔵寺の山号・多聞山や毘沙門天を祀っていることから地名になったのか、それとも当地が元々毘沙門天に縁があり、それが地名になり山号や毘沙門天を祀るようになったのかは不明。