太田市大原町の宮林山全性寺。
貞亨4年(1687年)の創建で、本尊は大日如来。
本堂の向拝龍と大瓶束。
本堂外陣欄間の彫刻。ガラス越しなのできれいに写ってないが、「史記」の 韓信の股くぐりが彫刻されている。
韓信の股くぐりとは、韓信が若い頃、町で無頼の青年に辱められ相手の股を くぐったが、後に大をなしたという故事。大志のある者は目前の小事には忍耐 して争わないという例え。 この他、外陣には黄石公・張良(授受の図)、内陣には鐵拐仙人や麒麟など中国の物語や伝説が描かれている。
この作品は、彫刻家・岸亦八と養子の太輔の手によるもので、弘化4年 (1848年)の作である。
本堂のガラス戸が閉まっていて、直接見られなかったのが残念。 (戸が閉まっているのは当たり前なんだけど・・・・・。)
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