太田市世良田町の威徳山総持寺。

総持寺 (2)
総持寺 (4)
総持寺は、新田館の一角に建てられたお寺で、中世の堀跡と掘立建物、井戸などが確認されている。新田館は、その規模から新田一族の総領クラスの居住館とみられている。

調べると、保元元年(1157年)に新田義重が築いたと言われているらしい。その後代々新田氏の総領が住んでいたってことかな。新田義貞は、ここから生品神社に向かい、鎌倉に出陣したという説もある。

総持寺 (3)
吾妻鏡に出てくる、源頼朝が那須に狩りに行った帰りに立ち寄った「新田館」は、ここだという。また、太平記に出てくる、新田義貞が鎌倉幕府からの使者を斬首した、「わが館」もここだという。

総持寺 (5)
総持寺
鐘楼と鐘。解説板もあったんだけど、よく読んでこなかった。太田市の重文みたいだけど。

今の総持寺境内には、当時を偲ばせるものは残っておらず、ちょっと残念。申し訳ないけど、ただのお寺。