藤岡市西平井の天龍山清見寺。

清見寺
清見寺 (1)
天正9年(1581年)藤原継行の開基と伝わる。藤原継行は関東管領・山内上杉憲政の家臣である。すぐ近くには、山内上杉氏の居城である平井城址がある。
(「関東管領・山内上杉氏の居城 -平井城址-」参照。)

本堂は明治22年(1772年)の火災により焼失。同年に再建されている(現在の本堂)。

清見寺 (2)
本堂には、室町時代中期の作とされる涅槃釈迦像が安置されている。最大長196cm、頭長32cmで桧の寄木造り、漆塗の金箔仕上げ。天正18年(1590年)片山新十郎久隆の寄進。

涅槃釈迦像は、お釈迦様が沙羅双樹のもとで、多くの弟子や動物たちに見守られ、身を横たえ入滅するときの臥像である。木造では非常に珍しいものである。一般的な涅槃像は、右手を枕とするか頭を支える姿であるが、この涅槃像は右手を胸の前で上げている姿である。

基本的には、頭は北向き顔は西向きとされ、この涅槃像の作法を取り入れたのが、一般の俗人が亡くなった時の「北枕」である。