多野郡神流町麻生の閻魔大王像と奪衣婆(だつえば)像。

閻魔大王と奪衣婆 (1)
ここには長安寺という曹洞宗の寺があったが、明治11年(1871年)頃に焼失、後に廃寺となった。

像は元禄14年(1701年)に、信州高遠の3人の石工が制作したものと伝えられている。閻魔大王像は85cm、奪衣婆像は80cm。

奪衣婆
奪衣婆は、三途川の渡し賃である六文銭を、持たずにやって来た亡者の衣服を剥ぎ取る老婆。亡者の衣の重さには、その者の生前の業が現れ、その重さによって死後の処遇を決めるとされる。

閻魔大王
閻魔(えんま)は仏教・ヒンドゥー教などで地獄の主。冥界の王・総司として亡者の生前の罪を裁くといわれている。亡者が閻魔大王の前に連れて来られると、そばの鏡に生前に犯した罪が映し出され、その罪の大きさにより色々な地獄に落されることになる。

生前に、死後の裁きを軽くしてもらうよう、また身内で不幸があった時など、良い判決がくだされるよう、この像を拝んだんだろうね。

ところで、この2像は神流町の重要文化財になってるんだけど、写真を見ても分かるように、あまり手入れが行き届いていない。土に埋もれ苔が生え、雑草に覆われ・・・・・。

もうちょと保護した方がいいんじゃないの?