伊勢崎市大正寺町の豊武神社。
豊武神社は元和2年(1616年)八幡神社として創建された。火災により古記録が焼失したため詳細は不明。明治42年(1909年)に、大正寺・下道寺(げどうじ)・富塚・除ヶ(よげ)・下福島の各地区神社を合祀。その内、富塚・除ヶ・大正寺・下道寺の頭文字から「とよたけ」神社と命名されたという。
ちなみにこのとき合祀された八郎神社は、後の昭和45年(1970年)に分祀されている。(「伊勢崎市福島町・八郎神社」参照)
社殿の建立年などは不明。明治24年(1891年)に築した記録が残っている(この時はまだ八幡神社)。
境内社の豊武天満宮。
同じく境内社の衣笠稲荷神社。社殿は昭和44年(1969年)の建立。社殿内に神像が2体安置されているが、よく分からない。その前にある狐像(だと思われる)の首がないのが怖い。
社殿裏にある五輪塔(不完全)。除ヶ町西部一帯には、かつて五輪塔が数多くあったが、大正時代の耕地整理でその多くは失われ、唯一残った1基が豊武神社に移されたという。
ご神木の椋の木。樹齢300年といわれる。
昔、当地で疫病が流行した際、霊夢のお告げにより当社の竹弓を各戸の戸口に懸け祈願したところ、氏子衆から感染者はひとりも出なかった。このことから「弓矢八幡の神」として弓術者の信奉が厚い。
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