上毛かるた紀行、第25弾!

れ
(れ) 歴史に名高い 新田義貞

新田義貞
新田荘歴史資料館前にある銅像

新田義貞ほど行った偉業の大きさと、その知名度に差がある人物はいないような気がする。政治力のない田舎侍的なレッテルも貼られているし。約150年続いた鎌倉幕府を滅ぼした中心人物だが、その後最終的に天下を取ったのが、同じ源氏の足利尊氏なのは皮肉なこと。

生品神社
生品神社 (7)
生品神社 (8)
太田市新田市野井町にある生品神社。元弘3年(1333年)後醍醐天皇より鎌倉幕府討伐の綸旨を受け、この生品神社で旗揚げをしたといわれている。生品神社は太平記にも出てくる。

生品神社 (4)
拝殿前には旗揚げの際に義貞が軍旗を掲げたといわれる椚の木がある。でも明治37年(1904年)に倒れてしまい、保存のため薫蒸処理しポリウレタン系樹脂加工がしてある。

生品神社 (5)
境内には義貞の銅像があったのだが、今年(2010年)の2月19日に盗まれているのが発覚。この銅像は、昭和16年(1941年)に地域の子供たちなどの勤労奉仕作業、及び廃品回収作業の収益金により建てられたものだ。

まったく不心得者がいたもんだ。