高崎市新町の藤木山龍光寺。

新町・龍光寺 (1)
龍光寺は寛永元年(1624年)、毘沙吐(びさど)村(埼玉県上里町)に僧・文応が開山。弘化3年(1846年)に同村を襲った大洪水のため壊滅的な被害を受け、安政年間(1855~60年)ころまでに全村で新町に移住することになった。同時期に龍光寺も現在地に遷っている。

同様に諏訪神社も毘沙吐村から遷っている。
(「毘沙吐村(埼玉県)から遷座 -高崎市新町・諏訪神社-」参照)

新町・龍光寺 (2)
新町・龍光寺 (3)
新町に遷った後の明治12年(1879年)に本堂を建立したが、明治34年(1901年)に事情により寺号を喪失。そのため荒廃してしまったが、昭和4年(1929年)に安中の海雲寺住職・土屋楳堂が檀徒の依頼により再興(寺号の再取得は昭和23年:1948年)。現在の本堂は平成7年(1993年)の新築。

新町・龍光寺 (4)
境内の六地蔵などの石仏群。前列に並んでいる六地蔵などは新しそうだが、後列の石仏は毘沙吐村当時のものだろうか?

新町・龍光寺 (5)
宝篋印塔。基礎部分は別石のようだ。

新町・龍光寺 (6)
忠霊供養塔。墓地にも英霊のお墓が整然と並んでいた。

ところで、寺号を喪失するとはどういうことなのかな。本堂新築記念碑には尾張国知多郡荒尾村に「移す」とあったけど。