藤岡市上戸塚の天田山水宮寺。

水宮寺 (1)
水宮寺は応安7年(1374年)僧・妙心の開基。応安は南北朝期の北朝側の元号。慶安年間(1648~52年)に神流川の氾濫で本堂・庫裡などが流出したが、澄旭上人により中興開基されている。

勝手な想像だが、中興された際に水宮寺となったのではないだろうか。神流川の怒りを鎮める意味合いで「水宮」と名付けたのでは?

水宮寺 (2)
水宮寺 (3)
本堂は寛保2年(1742年)再度水害を被災、宝暦5年(1755年)には火災により全焼したが、宝暦12年(1762年)に再建されている。現在の本堂は昭和53年(1978年)の新築。

水宮寺 (4)
六地蔵は平成10年(1998年)の建立。

水宮寺 (5)
寛保2年の水害被害の供養として庚申塔を100体建立。そのうち数10体が現存しているとのことだったが、石仏類しか見当たらなかった。

水宮寺 (6)
境内の巨樹もバッサリ剪定されている。剪定のレベルではないかな。

寛保の水害、宝暦の火災時の住職・祐厳法印は本堂再建に尽力しただけでなく、地域の水難を防ごうと明和4年(1767年)に、寺の南を流れる笹川沿いに長さ368間(約670m)の堤防を築いている。