藤岡市小林の大塔寺天満宮。

大塔寺天満宮 (1)
大塔寺天満宮 (2)
大塔寺天満宮は享保11年(1726年)に、小林大塔寺村の人々が太宰府天満宮から菅原道真の分霊を勧請したと伝わる。明治時代に藤岡諏訪神社に合祀されたが、昭和18年(1943年)に分祀され再び現在地に戻っている。

現在の鳥居は昭和56年(1981年)の建立。

大塔寺天満宮 (3)
大塔寺天満宮 (4)
拝殿に見えるのは覆屋で社殿は中にある。社殿は勧請時に建立され、「一間社流れ権現破風造り」と呼ばれる江戸中期に形成された神社様式。切妻造りの屋根の正面に千鳥破風を付け、軒を唐破風にしている。

社内には木造の神像が安置されており、その後ろの神璽の木箱に安永7年(1778年)と書かれている。

最近では昭和63年(1988年)補修・改築されているようだが、約300年の歴史を誇る貴重な社殿である。