吾妻郡東吾妻町矢倉の行沢(なめさわ)の木造馬頭観音立像。

行沢の馬頭観音立像 (1)
観音堂は吾妻線の線路脇にある。石垣のすぐ下は線路。

行沢の馬頭観音立像 (2)
参道と言えるのか分からないが、線路には遮断機はおろか踏切もない。過去に何も起きてないからこうなのだろうが、ちょっと怖い。裏から廻る道もあるのかな。

行沢の馬頭観音立像 (3)
行沢の馬頭観音立像 (4)
堂内の木造馬頭観音立像。寄木造りで像高178.5cm、台座も含めた総高は190cmの三面六臂像。頭部は怒髪で、目と口を大きく開けている。肩・胸を強く張り、衣文の彫りは深く、力強い観音像となっている。ただ、六臂に見えないので、一部紛失している?

行沢の馬頭観音立像 (5)
像の写真が見づらいうえ、文章で書いても分からないだろうから、堂内に飾られていた写真。でもやっぱり分からないな。

作者ははっきりしないようだが、鎌倉時代の作とされている。元は中之条の海蔵寺にあったが、戦国時代に当地に移されたといわれる。