吾妻郡東吾妻町奥田の白鳥神社。

奥田白鳥神社 (1)
奥田白鳥神社の創建は不詳だが、ご祭神の日本武尊が東征の際に当地で休息されたのにちなみ社殿を建立したと伝わる。その後、貞享3年(1686年)白頭明神と改称し、さらに明治10年(1877年)に再び白鳥神社となっている。

奥田白鳥神社 (2)
石段脇の松は、主幹が途中から90度曲がっている。「あづまかるた」に「妙なる松の 白鳥神社」と詠われている(奥田地区は旧東村)。

奥田白鳥神社 (3)
奥田白鳥神社 (4)
なぜか拝殿内の電灯が点いていた。消し忘れ? それともセンサー付き? 結果的に電灯により影ができてしまい、目当てのものがよく見えないという事態に。単に写真の技術がないだけとの意見もある?

奥田白鳥神社 (5)
目当ての扁額。「白鳥神社の彫刻」の名称で東吾妻町の重文になっている。縦59cm、横30cmの木板で、木地は朱塗り。文字は金字で「正一位白頭大明神」と記されている。享保2年(1717年)のものといわれる。

奥田白鳥神社 (6)
奥田白鳥神社 (7)
社殿裏に覆屋があり覗いてみたら、お稲荷さんのようだ。末社かな。

ちなみに白頭明神とは牧場の守護神。かつて、現在の中之条町市城に市代牧と呼ばれる牧場があり、その牧域が現在の奥田地区まで拡がっていた。その周辺に牧場を守護する「白頭明神」置かれたので、一時社名が変わっていたようだ。

ただ、市代牧が作られたのは奈良から平安時代とされるので、江戸時代に社名変更という由緒はちょっと疑問。もう少し古い時代から「白頭明神」になっていたのではと思う。