桐生市梅田町の大慈山碧雲寺。

碧雲寺 (1)
碧雲寺 (2)
碧雲寺は浅野内匠頭の孫・道観の守り本尊である馬頭観音を安置した月桂庵が始まりと伝わる。梅田村大字二渡の戦場にあったが、後に安蘇郡飛駒村に移転(安蘇郡は栃木県南西部にあった郡)。

慶長2年(1597年)栃木の本光寺10世・久山舜長が大慈山碧雲寺とした。その後衰退していたが、寛永4年(1627年)徳厳覚道により本堂などを再建し中興された。

昭和43年(1968年)、安蘇郡飛駒村の一部が栃木県から群馬県に編入(県境変更)、昭和55年(1980年)桐生川ダムの建設に伴い現在地に移転している。

碧雲寺 (3)
本堂の掲げられた大草鞋(約2m)。平成6年(1994年)の奉納。

碧雲寺 (4)
碧雲寺 (5)
本堂前の道路傍の石仏類。

碧雲寺 (6)
碧雲寺 (7)
同じく、不動明王像。桐生川ダム建設記念 昭和56年とある。写真左に書かれている文字は読めない。

碧雲寺には、浅野家の守り本尊といわれる馬頭観音が現在も寺宝として残っている。野暮なことを言うが、浅野内匠頭の孫って? 養子の大学長広の子? どうやっても年代が合わない。内匠頭長矩の切腹は元禄14年(1701年)、長広自身の没年は享保19年(1734年)。

浅野家の守り本尊が本当としても、碧雲寺になってから祀られたと考えた方がよさそうだ。