富岡市富岡の小幡山寿福寺。

寿福寺 (1)
寿福寺 (2)
寿福寺 (3)
寿福寺の由緒は不明。

寿福寺 (4)
寿福寺 (5)
観音堂には十一面観音を祀る。明治15年(1882年)の建立。もとは富岡の多治見福寿坊に安置されていたものを寿福寺に移したという。

寿福寺 (6)
寿福寺 (7)
この十一面観音像は恵心僧都の作といわれ、江戸幕府4代将軍・家綱の生母である宝樹院(お楽の方)の寄進とされる。宝樹院と富岡の繋がりはまったくないと思うので、福寿坊に所有されていた経緯はよく分からない。

ちなみに宝樹院は農民(後に下級武士)の子で、春日局の目にとまり大奥にあがり家光の側室になっている。しかも世継ぎを生んだので、弟2人は大名にまで取り立てられている。すごい成り上がりだ。

ついでに、観音像の作者とされる恵心僧都は平安時代の天台宗の僧侶。恵心僧都の「往生要集」を読んだ浄土宗の開祖・法然は、これにより浄土思想を知ることになるなど、法然や弟子の親鸞に大きな影響を与えたとされる。