桐生市新宿(しんしゅく)町の八幡宮。

新宿八幡宮 (1)
新宿八幡宮 (2)
新宿八幡宮は、桐生氏家臣・新居豊前守宗俊が天文2年(1533年)に男山八幡宮の分霊を勧請し元宿に創建。元亀2年(1571年)に大洪水により元宿が流出。新たに開拓した新宿に遷座している。男山八幡宮は、京都の石清水八幡宮の旧称。

新宿八幡宮 (3)
新宿八幡宮 (4)
新宿八幡宮 (5)
社殿は文政6年(1823年)新宿大火により焼失、その直後に再建されたいう。最近では昭和43年(1968年)に改修されている。

新宿八幡宮 (6)
新宿八幡宮 (7)
新宿八幡宮 (8)
本殿には彩色された彫刻が施されている。彫刻というか造形物かな。

織殿神社 (1)
織殿神社 (2)
織殿神社 (3)
境内社の織殿神社。詳細は分からないが、ご祭神は織物の神である栲幡千千姫命。名前からして織物の街・桐生にふさわしい神社である。

ところで、かつて新宿八幡宮の境内には大きな美しい池と水神宮があったいう。しかし、現在はその形跡は見られず、また町内にも池はまったく無い。それは「池を作ってはならない」という禁忌伝説があるから。

遙か昔、応神天皇が当地を訪れた際、池にはまり危うい思いをしたという。天皇は無事だったが、愛馬は骨折し天皇を乗せることができなくなってしまった。

後世、新宿では池を作ると病人やケガ人が出るということが続出。「八幡様(応神天皇)が昔の出来事を忌まわしく思っている」と考えた氏子衆は、八幡宮の池も含めてすべての池を埋め立てた。それ以来、池を作ってはならない風習が生まれ、まだ残っているという。