前橋市西大室町の大室神社。
大室神社の旧名称は熊野神社で、明治41年(1908年)に近郷の十数社を合祀して大室神社となった。旧熊野神社の創建は不詳だが、江戸中期に大室城本丸跡である当地に遷座している。
鳥居は2つあるが、2つ目の扁額が大室神社。また、参道から少し外れたところにもう1基ある。合祀された神社の鳥居かも。
拝殿内には江戸末期から明治にかけての国学者・井上正香が所持していた漢籍が保管されている。
本殿には明治11年(1878年)に発掘調査が行われ前二子・後二子古墳などから出土した遺物(太刀、馬具、土師器、高台椀など)が宝物として保管されていた。現在は前橋市教育委員会に収蔵。
大室古墳群は下記参照。
「M-1号古墳」「小二子古墳」「後二子古墳」「中二子古墳」「前二子古墳」
東神沢川に架かっていた太鼓橋。平成23年(2011年)の復元。
日清・日露戦役紀念碑にならんで「軍馬應徴紀念碑」が建っている。この辺りは軍馬が飼育されていた?
ところで、大室城は二の丸跡の東側、南側、北側に、現在も水を湛えた堀が残っている。事前知識なく行ったのでまったく気づかなかった。
コメント