多野郡神流町青梨の岩壺観音堂。

岩壺観音堂 (1)
岩壺観音堂の創建は不詳だが、同青梨の普明寺の分院として建立された。当地の新井家に、文政11年(1828年)の観音堂修復に関する資料が残っている。

岩壺観音堂 (2)
岩崖の斜面下に洞窟があり、そこに観音堂が建っている。老朽化が進んでおり、茅葺き屋根には穴が開いている。

岩壺観音堂 (3)
本尊は如意輪観音だが、現在は本院(普明寺)に安置されている。堂内には僧像と七福神像が置かれている。本院が真言宗なので、僧像は空海だと思われる。

観音堂が建っている洞窟は岩津保洞窟といい、縄文時代から弥生時代にかけての複合遺跡。土器・石器の他、屈葬の人骨や貝殻の腕輪などが出土している。

岩壺観音堂 (4)
岩壺観音堂 (5)
観音堂の裏に回ってみたら、洞窟の奥に人工的な入り口が見えた。ちょうどドア1枚分くらい。写真は明るく写っているが、実は真っ暗でうっすら入り口が見える程度。ビビって入る勇気なし。どうやら、昭和初期に蚕種貯蔵庫として掘った跡らしい。

機会があれば、懐中電灯持参で探検してみようかな。