安中市東上秋間の十二山神社。
前回の東神社の境内社となっている。
(「安中市東上秋間・東神社」参照)

十二山神社 (1)
十二山神社 (2)
十二山神社の創建は元和8年(1622年)と伝わる。もともとは源為朝陣屋跡との伝承がある神水の地に鎮座していた。

石祠は埋没していたが、大正5年(1916年)に永楽通宝などの多数の古銭とともに発見された。以後、山の守護、諸病平癒の神として信仰されてきた。平成11年(1999年)安中榛名駅の駅前開発に伴い、東神社の境内に遷座している。

源為朝は源為義の8男。剛弓の使い手で剛勇無双を謳われた。保元の乱(1156年)で兄・義朝や平清盛らに敗れ、伊豆大島に配流されている。

その生涯で安中はおろか上野国との関わりも見つけられない。なぜ為朝の陣屋が安中に? どういう伝承なんだろうか?