高崎市小八木町の正観寺遺跡群・祭祀巨石。

正観寺遺跡群・祭祀巨石 (1)
この巨石は鏡宮神社の北西約250mのところから発掘されたもの。
縦横約2m、高さ1.1m、重さは約8トン。榛名山の安山岩。加工はされていない。草に覆われており、大きさが余りピンとこないが・・・。
(鏡宮神社は「古鏡を祀る -鏡宮神社-」参照)

発掘地の周辺からは多数の竪穴式住居が確認され、古代の集落跡でであったらしい。巨石は発掘された集落内の標高の最も高いところに掘られた穴の中央に置かれ、その周りには土師器、須恵器や勾玉などの祭祀具があり、6世紀後半の祭祀に関連するものと推定されている。

古代の歴史・文化を示すものとして、鏡宮神社の境内隅に移されて保存されている。

正観寺遺跡群・祭祀巨石 (2)
正観寺遺跡群・祭祀巨石 (3)
巨石の後ろにも、いくつかの石がある。一緒に発掘されたもの?

祭祀具は南東側に置かれており、これを正面とすると、巨石の向こう側に榛名山が見えることになる。榛名山は6世紀初めに2度の大噴火を起こしているので、その際に飛翔してきたのかも。

榛名山の大噴火により、榛名山南部ではいくつもの集落が埋没している。祭祀は榛名山を鎮めるためと考えられる。

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