邑楽郡板倉町除川の補陀落山花蔵院観音寺。

花蔵院 (1)
花蔵院は慶長年間(1596~1615年)の開山。慶安2年(1649年)の観音堂建立時に寺格を得て、花蔵院と号している。

花蔵院 (2)
門柱横には庚申塔類が並ぶ。

花蔵院 (3)
花蔵院 (4)
本堂は平成26年(2014年)の新築。落慶ほやほや。

花蔵院 (5)
花蔵院 (6)
観音堂には秘仏である除川観音が祀られている。観音像は慶安2年(1649年)に野中角右衛門という漁師が、渡良瀬川から引き上げたもの。

経緯は知らないが、開けたら良くないことが起こるとされ、観音像は秘仏とされ開帳もされない。華蔵院の住職を含め誰も見たことがない。

華蔵院のすぐ北を渡良瀬川が流れており、渡良瀬川から引き上げた観音様なので、開けたら渡良瀬川が氾濫して被害が出ると恐れられたのかも。

ちなみに地名の除川は、渡良瀬川の水害を除くために名付けられている。