富岡市妙義町八木連の弘法の井戸。

弘法の井戸 (1)
弘法の井戸 (2)
弘法の井戸 (3)
弘法の井戸は、その名の通り弘法大師(空海)が見つけた水源。と言うか、湧き出させたと言うべきか。

当地区(大久保地区)は水がなく困っていたところに弘法大師が来て、錫杖を立てたところ、そこから水が湧き出したという。そしてその水が涸れないように、金の独鈷を埋めたといわれる。

実際の場所は、この水場から100mほど離れたところだそうだ。

弘法の井戸 (4)
弘法の井戸 (5)
平成11年(1999年)に現在の形に整備されている。

弘法の井戸 (6)
弘法の井戸 (7)
隣には東屋風の休憩所と池があった。水源は一緒なのだろう。

昭和25年(1950年)の水道施設に伴い、水源を広げる工事をしたところ、石の下から独鈷が出てきたという(また埋め戻している)。昭和46年(1971年)の群馬県史跡調査では、独鈷の形状から鎌倉時代のものと推定されるようなことが説明板に書いてあった。

弘法の井戸と呼ばれる水源は全国各地にある。県内にもいくつかある。また弘法大師が開湯したといわれる温泉も多数ある。修善寺温泉や県内では法師温泉。

ついでに、伝教大師(最澄)や行基にも同様の伝説が多く残っている。古来から仏教の高僧には、不思議な力が備わっていると信じられていたということか。