北群馬郡吉岡町陣場の小出神社。

小出神社 (1)
小出神社は延暦18年(799年)葛原親王東征の際に、この地に陣所を置き、武運長久を祈願し勧請されたと伝わる。(小字に御所という地名も残っている)

葛原親王は桓武天皇の第3皇子。延暦18年はまだ13歳(翌年元服)で、とても東征に出たとは考えられない。この頃は坂上田村麻呂が征夷大将軍に任じられ(延暦16年)、東征を繰り返していた(延暦20~23年)時代。

ちなみに、葛原親王の子供が臣籍降下し「平」を名乗ったのが平氏の始まりである。

小出神社 (2)
小出神社 (3)
小出神社 (4)
鳥居には正徳3年(1713年)の文字が見えた。

小出神社 (5)
明治20年(1887年)吉岡町陣場が雹害に襲われ、桑の木も大被害を受け、蚕に与える桑の葉がなく蚕を地中に埋めざるを得なくなった。その時の蚕の霊を慰めるため明治21年(1884年)に建立されたもの。

小出神社 (6)
雷神宮は安政2年(1856年)の建立。その名の通り落雷除け。秋葉宮は安永2年(1773年)の建立で、火防の神。他にも多数の末社・合祀社が鎮座している。

小出神社 (7)
陣場出身の国学者・石関黒山の顕彰碑。

小出神社 (8)
三国街道に設置されていた常夜燈。文化5年(1808年)の建立。平成6年(1994年)に小出神社境内に移されている。

小出神社 (9)
境内に水準点があった。標高197.5m、北緯36度25分50秒、東経139度0分12秒。