邑楽郡千代田町赤岩の弘安の板碑。

弘安の板碑 (1)
弘安の板碑 (2)
当所には光恩寺の僧・弘順が創建した弘永寺があったが、明治初期に廃寺となっている。観音堂のみ残り、平成28年(2016年)に修築されている。

弘安の板碑 (3)
青面金剛像(左)、二十三夜塔(中)、出羽三山碑(右)などがあり、往事を偲ばせる。

弘安の板碑 (4)
鎌倉時代の弘安6年(1283年)銘の板碑。緑泥片岩製で、高さ72cm、幅26cm、厚さ3cm。蓮座の上に種子の阿弥陀如来が刻まれている。

千代田町に現存する板碑の中でも古い時代のもので、当地の歴史を知るうえで貴重である。