北群馬郡榛東村広馬場の明法山字輪寺。

字輪寺 (1)
字輪寺は宝亀元年(770年)伝教大師(最澄)により創建されたと伝わる。弘仁12年(821年)真雅が寺号を改め、天台宗から真言宗へ改宗したという。

字輪寺 (2)
字輪寺 (3)
門前(山門手前横)に庚申塔が集められている。

字輪寺 (4)
本尊・阿弥陀如来を祀る本堂。

字輪寺 (5)
本堂裏に歴代住職の墓地があった。大正初めから無住となっているようだ。

ところで、先に書いた字輪寺由緒は榛東村HPを参考にしているが、登場人物が凄い(最澄が創建、真雅が改宗)。しかし最澄の生年は神護景雲元年(767年)とされているので、さすがに3歳で群馬(上野国)に来て、お寺を創建することはないだろう。(最澄が仏門に入ったのは12歳(宝亀9年:778年)といわれる)

最澄が関東での布教の拠点として浄法寺(緑野教寺)などで活動したのは弘仁8年(817年)なので、その頃の創建と言われれば多少は信憑性もあるけど・・・。
(「伝教大師ゆかりの寺 -浄法寺-」参照)

真言宗に改めたという真雅は弘法大師(空海)の弟。自らも法光大師と称される。ちなみに弘仁12年時は21歳。

寺歴に箔をつけようとしたとしても、凄い人物を連れてきたものだ(苦笑)。