甘楽郡甘楽町小川の仁治の板碑。

仁治の板碑 (1)
仁治に板碑は、高さ348cm、幅83cm、厚さ9cmの緑泥片岩製で、仁治3年(1242年)の銘がある。甘楽町最古の板碑である。群馬県内でも2番目に古い。

ちなみに、甘楽町で2番目に古い板碑は、養学寺跡にある建長3年(1251年)銘の板碑。(「甘楽町で2番目に古い板碑 -建長の板碑-」参照)

仁治の板碑 (2)
金剛界五智如来(大日如来、阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来)を表す梵字が刻まれている。碑文から集団・結衆(仏と縁を結ぶ)によって建てられた碑と言える。

しかし風化が進んでおり、ほぼ判読できない。どうやら長い間、付近を通る鎌倉街道の石橋にされていた影響が大きいようだ。

貴重な板碑と認められ、現在地へ移転されたのは明治14年(1881年)になってからである。

なお、富岡市下高尾に「仁治の碑」(仁治4年:1243年)と呼ばれる五智如来と薬師如来を表す梵字を刻んだ板碑があるが、別の板碑なのでお間違えないように。
ちなみに、富岡市の「仁治の碑」は状態も良く(梵字も判読できる)、群馬県の重文になっている。まだ行ってないので、そのうちにでも。