桐生市元宿町の慈丸山聖眼寺。

聖眼寺 (1)
聖眼寺は大永年間(1521~27年)に御坊木という場所に創建されたと伝わる。真言密教の根本道場として寺中に六坊が置かれ、大いに栄えていた。

聖眼寺 (2)
聖眼寺 (3)
聖眼寺 (4)
元亀2年(1571年)の由良氏と桐生氏の争い時に全山焼失。天正11年(1583年)に弘算法印により再興開山している。現在の本堂は昭和39年(1964年)の再建。

聖眼寺 (5)
薬師如来を祀る薬師堂。

聖眼寺 (6)
桐生市の保存樹に指定されている「タラヨウ」。樹齢約200年、樹高11m、幹周り1.4mの大木。「タラヨウ」ってあまり聞かない木だが、モチノキの一種。4、5月に4mmほどの小さな黄緑色の花が群れて咲く。秋には8mmほどの小さな球形の赤い実がなるらしい。