安中市安中(5丁目)の遠丸石。

遠丸石 (1)
伊勢三郎義盛は源義経の家来として知られている。義盛の生涯、特に出生地については諸説あるが、安中市の板鼻や松井田に伝説が多く残っている。

義盛は板鼻で旅人から金品を奪う盗賊をしていたが、ある夜に明け鶏が鳴いたので引きあげたが、いつまでも夜が明けない。何日かそんなことが続いたので、不思議に思い鳴き声がしたあたりを見ると、そこには2つの石があるだけだった。

天が鶏の鳴き声で盗賊をやめさせようとしたと悟り、義盛は盗賊をやめたという。また、この故事からこの地は、長鳴き鶏の名から遠丸という地名になったという。

遠丸石 (2)
立派な御影石に解説が彫られているが、上の方で折れてしまっている。

ところで「遠丸」って、「唐丸」と書くのが一般的。江戸時代に中国から入ってきた鶏と越後の地鶏や軍鶏を交配したもの。(オランダから入ってきたという説もある)

ということは、この伝説ができたのは江戸時代? それとも、昔からあった伝説を江戸時代に遠丸石とした?