甘楽郡甘楽町天引の笠塔婆。
以前紹介した笠塔婆と同じ天引地区にある。(「甘楽町・天引の笠塔婆と板碑」参照)

笠塔婆 (1)
笠塔婆は地元で産出する天引石(砂岩)で造立されている。総高174cm(基礎高62
cm、塔身高105cm、笠石高7cm)、幅は塔身下部で40.5cm、上部で36.5cm、厚さ21cmの扁平角柱状である。

笠塔婆 (2)
塔身正面を輪郭線で囲み、その中の上部中央の蓮坐上に阿弥陀如来、向かって右下に観音菩薩、左下に勢至菩薩の阿弥陀三尊種子を刻んでいる。その中央下に正安元年(1299年)の銘があり、これは群馬県内で3番目に古い笠塔婆である。

さらに塔身向かって右側面下部に不動明王、左側面に愛染明王の種子が薬研彫りで刻まれている。

平成6年(1994年)に笠塔婆の崩落を防ぐため保存修理等が実施されている。風化を防ぐためには覆屋も付けた方がいいね。