前橋市東片貝町の早虎稲荷神社。
片貝神社の境内社である。(片貝神社は「前橋市東片貝町・片貝神社」参照)

早虎稲荷神社 (1)
早虎神社は寛延2年(1749年)、前橋藩主・松平朝矩が前橋城の鬼門除けとして創建した。片貝神社に虚空蔵菩薩が祀られていた(虚空蔵菩薩は丑寅の守り神)ことも関係しているのかもしれない。早虎稲荷が創建当時から片貝神社の境内社だったのか、遷座してきたのかは分からない。

早虎稲荷神社 (2)
早虎稲荷神社 (3)
鳥居が多く奉納されているのは稲荷神社の特徴でもある。

鳥居がいっぱい並んでいるのは、本家の伏見稲荷大社が有名である。群馬県では知っている限りでは伊勢崎市の小泉稲荷神社。(「伊勢崎市小泉町・小泉稲荷神社」参照)

願いごとが「通る」あるいは「通った」お礼の意味で、鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降広まったから。鳥居がたくさんある稲荷神社ほど、願い事が「通る」「通った」ということ。