安中市磯部の大手拓次の墓。

大手拓次の墓
大手拓次は明治20年(1887年)、磯部温泉の旅館・蓬莱館に生まれる。早稲田大学在学中に詩の発表を始める。卒論は「私の象徴詩論」。

卒業後はサラリーマンと詩人の2足のわらじ生活を続ける。学生時代以来の左耳難聴や頭痛に悩まされ、その後もさまざまな病気で通院、入院を繰り返すなど健康状態は概して良くなく、最後は結核により昭和9年(1934年)46歳で死去。

生前に書かれた詩作品は2400近いが、詩集が発刊となったのはほとんどが死後である。「藍色の蟇」「蛇の花嫁」「異国の香」などの詩集(誌画集)がある。

墓地からほど近い磯部公園内には、拓次の詩碑がある。そこに刻まれているのは「陶器の鴉」である。(「磯部公園の歌詩碑」参照)