吾妻郡高山村中山のぐんま天文台。
ぐんま天文台は平成5年(1993年)に群馬県の人口が200万人に達したこと、及び平成6年(1994年)に日本初の女性宇宙飛行士・向井千秋(館林市出身)が宇宙に飛び立ったことなどを記念して天文台建設が計画され、平成11年(1999年)にオープンした。
屋上に設置された口径30cmの望遠鏡を太陽に向け、その光を展示室の直径約1mの投影板に映している。(上の写真の円柱の台)ゴミのようにも見えるが、太陽の黒点がはっきり見える。また、プロミネンスも見ることができる。(当然のことながら、晴れている昼間しか見られない)
150cmの反射望遠鏡。この望遠鏡は、目で直接覗くことができるものとしては世界最大クラス。係員の方が構造とか理屈を非常に丁寧に説明してくれた。ちょっと難しい。子ども心に戻って、星を見たくなった。
大きくて全体写真がうまく撮れなかったので、ぐんま天文台HPから写真を拝借。
65cm反射望遠鏡。150cm反射望遠鏡に比べ鏡が小さいため集光力は劣るが、視野は広いという利点がある。
小惑星探査機「はやぶさ」の回収カプセルのレプリカ(実物大モデル)。これは株式会社IHIエアロスペース社が群馬県に寄贈してくれたもの。
天文台本館前広場には、英国の古代遺跡ストーンヘンジに似たストーンサークルと18世紀のインドの天体観測施設ジャンタル・マンタルが再現されており、実際に太陽や月・星の動きを観察できる。
その名の通り天文台なので、天体観望や天体観察会などの実際の観測体験を行うことが主眼のため、オレのように施設見学だけで行くよりは、やっぱり月や星の観測体験も兼ねて行くべきだ。
実は小学生高学年だったか中学生の頃、本気で天体望遠鏡を買おうかと思ったこともあるくらい、天文って好きだったんだよね。(諸般の事情で買わなかったけど。買えなかったかな)その頃に、こんな立派な天文台があったら違っていたかもね。
ところで、天文台へは駐車場から約600m(標高差60m)の遊歩道という名の階段(522段!)を登って行かなくてはならない。10~15分程度だけど、けっこう大変。ただ、標高も高いし山の上なので、風が涼しく助かった。
さらにはクマの目撃情報もあるようで、熊に出会ってしまった時の注意事項が書いてあった。遊歩道入り口には、クマよけの鈴も置いてあった。
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