富岡市上高瀬の寶琳山薬師寺。

薬師寺 (1)
薬師寺 (2)
薬師寺の創建は不明だが、本堂(薬師堂)は天保3年(1832年)の建造と記された棟札が存在している。

薬師寺 (3)
薬師寺 (4)
薬師堂の様式は江戸時代に長野県諏訪地方で成立した、建築彫刻に重点をおいた大隅流様式の仏堂である。三間×三間の入母屋造に、軒唐破風の向拝一間を備えている。

向拝正面の頭貫上部や繋虹梁、手狭、木鼻、身舎の頭貫といった部分の優れた彫刻は、大隅流様式の特徴を良く伝えている。

昭和51年(1976年)に屋根や背部等の一部が改修されたが、富岡市内の残る数少ない大隅流の社寺建造物として、貴重な存在である。