藤岡市高山の薬師堂。

高山・薬師堂 (1)
高山・薬師堂 (2)
藤岡市の高山社跡へ行く道の北側に石段がある。これがけっこう急な石段で、息切れするし腿も痛くなるくらいのもの。

高山・薬師堂 (3)
高山・薬師堂 (4)
高山・薬師堂 (5)
薬師堂は近くにあった高倉寺(明治10年(1877年)に焼失)の良山和尚が、宝永8年(1711年)に建立した。

高山・薬師堂 (6)
薬師堂には本尊である薬師如来立像が安置されている。薬師如来立像は、像高65.5cm、幅19.8cm、重量34kgの鋳像の鉄製である。鎌倉時代のものと推定されている。奥の厨子に入っているのか、現物は確認できなかった。

この薬師如来立像は関東管領・山内上杉家の守り本尊だったもの。天文21年(1552年)上杉憲政が北条氏に攻められ越後の長尾景虎(上杉謙信)を頼って落ち延びる際、家来に背負わせ高倉寺に避難させたと伝えられている。

先に高倉寺は明治10年に焼失したと書いたが、それ以前の元和2年(1616年)にも焼失しており(元禄4年(1691年)再建)、再度の罹災を避けるため、別院たる薬師堂を建立したらしい。

高山・薬師堂 (7)
高山・薬師堂 (8)
薬師堂内には五智如来座像も安置されている。この五智如来座像は、江戸吉原からもらい受けたものらしい。そのため、一列に正面を向いておらず、互いに向き合っているという。(なんか、説明になってないけど、案内板にそうあったので・・・)

ちなみに、五智如来とは、大日如来、薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来、多宝如来の総称である。