高崎市山名町の御野立所跡。

山名御野立所
昭和9年(1934年)11月に行われた帝国陸軍特別大演習を、昭和天皇がこの場所からご視察された。

この碑は昭和11年(1936)に旧八幡村(現山名町)の方々により造立されたもの。揮毫は荒木貞夫陸軍大将である。野立所とは演習などで野外に設けた天皇陛下の休憩所のことである。

演習は阿部信行大将を指揮官とする東軍(第一師団・第二師団)と、荒木貞夫大将を指揮官とする西軍(近衛第十四師団)に分かれて行われている。(高崎第十五連隊は西軍に所属)

御野立所から (1)
御野立所から (2)
現在は住宅地が増え、昭和天皇がご覧になった(と思われる)景色は見ることができない。1枚目は御野立所跡付近から木部町方面、2枚目は佐野町方面を見たもの。田んぼが広がっているあたりで演習が行われた??

山名駅
上信電鉄の山名駅。
御野立所跡は山名駅や山名八幡宮西側の佐野山にある。昭和天皇は山名駅でお召列車を下車され、愛馬・白雪に騎乗し佐野山へ向かわれた。

迎光碑
山名駅から山名八幡宮へ向かう上信電鉄の線路脇にある迎光碑。
昭和天皇をお迎えになった記念碑である。揮毫は鈴木貫太郎侍従長(海軍大将)。鈴木大将は終戦時の首相として有名。

迎光碑は上信電鉄・山田昌吉社長(当時)が造立している。山田社長は高崎の渋沢栄一と呼ばれ、高崎の発展に尽力したひとりである。

上信電鉄
山名駅の南側をプラプラしていたら、高崎行きの上信電鉄が来た。上信電鉄は上野鉄道として明治28年(1895年)に設立され、明治30年(1897年)に高崎-下仁田間が開通。

大正10年(1921年)に信州・佐久までの延伸を視野に、上信電気鉄道と改称している。まあ、種々の事情で下仁田から先の延伸は実現しなかったけど。