館林市仲町の東向山常光寺。

常光寺 (1)
常光寺は天正5年(1577年)、元の善導寺跡地の一堂を常光寺として円蓮社光誉が開山し、慶長年間(1596~1615年)に現在地へ移転している。

常光寺 (2)
常光寺 (3)
現在の本堂は明治30年(1897年)に新築されたが、老朽化のため平成13年(2001年)に改修されている。

常光寺 (4)
大正14年(1925年)建立の荒井閑窓の句碑。
「花過ぎて不断にかへるさくら哉 閑窓」と刻まれている。閑窓は館林出身の俳人。漢学や書画にも秀でていた。常光寺の檀家であり、本堂の建築に尽力している。

常光寺 (5)
常光寺 (6)
田山花袋の姉の墓。
昭和36年(1961年)に無縁墓石群の中から地元の方々によって発見された。田山花袋の小説「姉」の中に、この墓石についての記述がある。「石碑というよりも父親の建てたなつかしい石、僕は倒れていたのを起ここした。施主として父親の名が刻まれてある」

田山家は館林在住時、常光寺を菩提寺としていた。しかし田山家の館林在住は20年余りであったため、この墓石一基が残っているだけらしい。田山花袋自身の墓は東京・多磨霊園にある。