邑楽郡邑楽町石打の仏種山慶徳寺。

慶徳寺 (1)
慶徳寺は天正元年(1573年)鉄翁霜金和尚の開基と伝わる。

慶徳寺 (2)
慶徳寺 (3)
山門は寺の開創と同時に建立され、邑楽町で最古の建造物とされている。2階造りの楼門で屋根は銅板葺き(元は茅葺)。内部は回廊式になっており、柱には唐獅子と象の彫刻が施されている。

2階部分には閻魔大王を中心に十王の彩色坐像が安置されており、これは冥府にある閻王殿(閻魔大王の宮殿)を表している。山門の扁額は閻王殿。

慶徳寺 (4)
慶徳寺 (5)
本尊の阿弥陀如来を祀る本堂。

鎌倉末から南北朝、さらには応仁の乱からの戦国時代と戦乱が続き、庶民に来世往生の願いが強くなった時代背景から、山門の2階に閻王殿が造られたと考えられる。